高齢化社会が進んでいることにより、年間を通じて数多くの介護求人を目にする機会が増えています。介護業界への転職を考えている人の多くは、求人サイトや情報誌などから様々な情報を得ているでしょう。しかし文字や画像だけでは、介護現場の雰囲気や様子をあまり詳しく知ることができないのも事実です。そこでおすすめしたいのが、施設見学です。
介護施設では定期的に施設の見学会や説明会を実施しており、その際に介護現場の仕事内容や施設内の雰囲気などを様々な角度から実体験することができます。求人サイトの文字や画像よりもはるかに情報量が多いため、特に介護業界へのイメージに乏しい未経験者にとっては施設見学の意味は大きいものです。したがって介護求人を探す際には、施設見学の有無についてもチェックすべきでしょう。
もし施設見学へ行くことが決まったら、あらかじめ施設の何に注目すべきなのか、自分なりにチェックポイントをまとめておくことをおすすめします。目的もなく漠然と見学しただけでは自分にとって有効な情報を見逃してしまい、せっかくの機会も無駄になりかねません。例えば、できるだけ身体に負担の少ない環境で仕事がしたいなら、バリアフリー構造で最新式の機器を導入している職場なのか、という視点が重要ポイントになります。また利用者への食事や入浴といった介護サービスの他、書道や絵画、カラオケといった活動、さらに夏祭りやクリスマス会といった季節の行事など、その施設でどんなプログラムを実施しているのかも含めてトータルで確認することも大切です。自分が働くようになった際に、具体的にその職場で何をするのか、仕事内容をリアルにイメージできるからです。